2017年4月13日、東京富士大学にて遊戯史学会・第30回総会が開催されました。

増川会長の挨拶後、遊戯史学会会員の河合恵美氏による「古代西アジアの20マス目遊戯盤に関する考古学研究」 の研究発表が行われました。

20マス目遊戯盤は、多くの盤上遊戯の源となっている古代メソポタミアのサイコロを使ったレースゲームです。

講演ではこの盤上遊戯の遊ばれていた期間を出現期(紀元前3000年)、最盛期(紀元前2000年)、衰退期(紀元前1000年)とし、時代により呂型・甲型・甩型と三つの形態が存在したと説明されました。

続いて、遊戯史学会会員の伊藤拓馬氏により、「朝鮮の紙牌・闘銭」の発表が行われました。

闘銭は17世紀頃から朝鮮半島伝わる紙牌遊戯で、八目と呼ばれる8つのスートを持つ80枚のカードで構成されています。

講演では、日本の花札が朝鮮半島に流入する以前は、闘銭が朝鮮全土で階層を問わず大流行していたことや、ルーツとなった中国の紙牌・馬吊との関連が語られました。

総会では、事務局による遊戯史学会の解散の提案について、議長が選出されて、解散が決議されました。

総会終了後は、懇親会で遊戯史学会の分野である古いゲームの歴史や文化的背景について多く語られました。

次回の遊戯史学会は、最後の発表の会となり、11月25日に東京富士大学で開催される予定です。